小児循環器外来について
心臓病のこどもがいつでも受診できるクリニックを久留米に!
多くの場合、心臓病のある小児は受診できる医療機関が病院(久留米なら、久留米大学病院や聖マリア病院など)になります。大多数の病院は、平日診療のみであり、受診のため学校を休む必要があります。学童期の患者様が学校を休んで受診するというのは、非常に負担が大きいと私は考えます。当院では、学校を休まない検診体制の構築を行い、皆様をサポートしたいと思います。
具体的には、当院では、土曜日や、午後の学校から帰宅した時間も検診をしています(8:30~17:00までの時間内であれば、いつでもOKです)。心臓病、不整脈、川崎病、胸痛、動悸、失神などの検診が学校を休まずに可能となります。検査内容としては、心エコー、12誘導心電図、24時間心電図、胸部レントゲン検査、血液検査を行なえます。
新生児の心雑音について
チアノーゼがあったあり、ショック状態になどの急変時は、大学病院や聖マリア病院のNICUに新生児搬送されると思います。そんな重症ではないが、心雑音が聞こえるので精密検査をしてほしいという場合、近隣の産科クリニック様がいつでも紹介できる心臓の診れる小児科クリニックとなることも、当院の役割と考えております。
これまでの全国調査により、生まれながらの心臓病の人は、100人に一人の割合で生まれてくるとが知られています。ところが、新生児の100人に20~30人は軽い心雑音が聞こえます。大多数の方は、成長過程で聞こえる異常のない雑音ですが、中には病気が隠れている人もいます。さらに言うと、心雑音のしない心臓病もあります。ですので、心臓病を疑われた人は、最終的に心臓のエコー検査を受けて頂き、心臓をすみずみまで観察する必要があります。